東日本大震災の影響と太陽光発電

東日本大震災の影響で太陽光発電を導入する家庭は増えている

2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害は甚大で、震災による死者、行方不明者は18,574人、建築物の全壊、半壊合せて39万戸余り、ピーク時の避難者は40万人以上、停電世帯は800万戸、断水世帯は180万戸に及んだと言われています。これを金額に換算すると10兆から25兆円に上るというから、まさに天文学的な数字になり、世界史上最大の経済的損失額と言えます。被害はこれだけではなく、福島第一原発の事故による被害の深刻さも忘れてはなりません。未だ放射能の汚染により自分の家に帰れない人もたくさんいます。しかもいつ帰れるか、めどすら立っていないといわれておりお気の毒としか言いようがありません。

安全なエネルギー源の確保

福島原発の事故は一方で、電力不足という事態を招くことになり、エネルギー問題を考えるきっかけとなりました。これまで地球温暖化という見地から、よりクリーンなエネルギーを求める動きはありましたが、それほど深刻ではなく、今回の大震災が改めて警鐘を鳴らしたと言っていいでしょう。原発は安全であるという神話が崩れ去った今、これからのエネルギーは安全で安心できるものでなくてはいけません。そのためには即原発廃止という意見や、しばらくは原発稼働もやむを得ないという意見もあり、原発を巡る動きは一筋縄ではいかないようです。

太陽光発電が注目されている

安全でクリーンなエネルギー源と言えば、これまで太陽電池の生産量で世界のトップを走っていたこともあり、太陽光発電が真っ先に思い浮かびます。雨の日や曇りの日は思うように発電量が上がらないので、不安定であるとか、コストの面でかなり高いということなどの見方もありますが、「再生エネルギー固定買取制度」や補助金、助成金などの制度のおかげで、ここへ来て急速に普及し始めています。これはまた東北大震災によって多くの人の意識が、原発や化石燃料を使った発電から、クリーンエネルギーを求めることに傾きつつあるという見方もできます。